06/12/01 08:52:56
大阪府東大阪市の大阪朝鮮高級学校が市有地約2000平方メートルを敷地の一部
として約12年間無償で占有している問題で、市は30日、学校を運営する学校法人
大阪朝鮮学園を相手に、土地の明け渡しと過去10年間の賃料相当分約7900万円
の支払いを求める訴訟を起こす方針を明らかにした。市はこれまで、学校に占有地の
購入を求めてきたが、価格面で折り合いがつかなかった。
市によると、同校は昭和40年に現在の敷地約1万7000平方メートルを購入し、50年
ごろに移転した。この土地は市が47年に着手した土地区画整理事業の区域内にあり、
道路整備の関係で生じた減歩相当分として、市は51年、学校のグラウンドの一部
約2000平方メートルが市有地になる-と仮換地指定した。
その際、学校がほぼ同面積の別の市有地を購入してこの土地と交換する約束を
交わしたが、市の提示価格と学校の希望価格に開きがあってまとまらず、平成7年1月、
約2000平方メートルは正式に市有地になっていた。以後、市は問題を放置。
昨年秋にようやく協議を再開していた。
大阪朝鮮高級学校側は「責任ある者が不在でコメントできない」としている。
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