06/11/03 01:42:27
「UFOが現われました。警察のおじさん早く来てください」
忠南（チュンナム）地方警察庁の112（日本の110番）申告センターには一日に何回もこうい
う内容の申告電話がかかって来る。申告者は西区葛馬洞（ソグ カルマドン）に住むＡさん。
警察関係者は「まったく同じ人が我が町内にUFOがよく出没するという申告を続けている」
「何度か注意を与えたが無駄で、ずっと電話をかけてくるのにうんざりして堪らない」と語った。
儒城区新洞（ユソング シンドン）に住むＢさんも112申告センターの常連だが、警察はこの
人の電話が嬉しくない。Ｂさんの申告内容を荒唐なことだけでは言い表すことができない。
彼は「私は大学で哲学を専攻したが、頭から電磁波が出る。警察官はこれに対して確認し
てくれなければならないことではないか？」という言葉から始まって、各種言論媒体に登場す
る記事の話をして112申告センターの職員と討論をしようと要求したりする。
これ以外にも西区葛馬洞の某アパートに住むＣさんは「強盗にあった」、中区文昌洞（チュ
ング ムンチャンドン）に住むＤさんは「ママが閉じ込めておいて私を殴る」と言う虚偽申告で
警察の間では有名だ。
このように忠南庁の112申告センターにはいたずら及び虚偽申告の内容が数多とある。
ざっと見れば申告者のいたずらっ気をそのまま受けてあげて愛嬌だと思えないのかという気
がするが、各種凶悪事件に備えなければならない警察はこれにより治安サービスが直ちに
必要な現場に適時出動できず、なかなか簡単な事ではない。
大田（テジョン）地域の一日平均で112センターにかかって来る1300余件の電話の中、実際
に警察官が出動する件数は400余件に過ぎない。
しかしこの中で生活民願（生活に関する訴え）と係わったのが49.7%ほどで半分に近く、強力
犯罪発生時の警察の迅速な出動をもっと難しくしている。
残り900余件はいたずら電話や誤ってかかって来た電話、緊急を要しない相談の電話、
お酒を飲んだ人々の是非を巡る電話などが大部分だ。警察官署に虚偽内容を届けた後は
ひょっとすれば大きい鼻に怪我をすることになる（不明。大怪我をする？）。
軽犯罪処罰法第1条（虚偽申告）によれば、「ありもしない犯罪または災害の事実を公務員
に偽りで届けた人」に対しては即決審判に回付されて、10万ウォン（1万2000円）以下の罰金
や拘留または科料の刑を受けることになる。
今年に入って忠南庁の112申告センターで受付された虚偽・いたずら申告359件中79件
（22%）が即決審理に回付された。事情がこれ程になると忠南警察は11月から1ヶ月間を「112
犯罪申告強調の月」と決めて、犯罪被害時の警察の迅速な対応のために虚偽及びいたずら
申告の自制を頼んだ。
忠南庁生活安全課のキム・ジョンホ巡査部長は「いたずら電話や生活請願申告による過度
な警察の現場出動は強・窃盗など実質的な犯罪現場の迅速な出動に差し支えを与える一方、
112への電話の連結を難しくしている」「危急状況では無い生活請願などは近くの警察署や
地区隊（派出所）に、車の放電・故障申告は保険会社に連絡して、お子さんたちがいたずら
電話をしないように指導して下さい」と頼んだ。
一方、忠南警察の今年1月から7月までの「112パトロールカー5分以内到着割合」で大田は
16位、忠南は15位に留まるなどパトロールカーの出動時間が全国で最下位圏と遅れている。
▲ソース：CBSノーカットニュース（韓国語）2006-11-02 13:45:22
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