06/09/03 19:17:28
治安理由「些末な議論」／中華街構想凍結で 2006年09月03日
横浜市の中田宏市長は２日、仙台市内で講演し、仙台の「空中中華街」構想に梅原克彦仙台市長が
治安上の問題などを理由に反対し、同構想が頓挫したことについて、「些末（さ・まつ）な議論。民間が
やる分には勝手だ」と述べ、梅原市長の姿勢に疑問を投げかけた。
講演後の質疑で、会場から「景観や治安の悪化を理由に計画を無にしようとしている。地元の人間にも
一言たりとも相談がない。この判断をどう思うか」と質問されたのに対して答えた。
中田市長は内容はよく知らないと断った上で、「治安の悪化などを理由にするのは些末な議論で、あまり
感心する話ではない。将来的に現象面として色々あるかもしれないが、今言う話ではないし、言い方にも
気をつけなきゃいけない」と述べた。
その一方で、「広島ならお好み焼きを食べたくなるし、博多なら屋台に行きたくなる。果たして仙台に中華街
があって面白いですか。観光客にとっては牛タン村の方がいい」と話し、仙台に中華街を建設すること自体
には疑問を呈した。
その理由として「取られるのが嫌とかではないが、中華街は横浜にあればいいのではないでしょうか」と横浜
中華街をアピールすると、会場からは笑いが起こった。中田市長は３月、過去最高の得票を獲得して再選を
果たしており、市民への浸透力の強さをのぞかせた。
中田市長は、鎌田さゆり元衆院議員の政治スクールに出席するため仙台市を訪れていた。
仙台の空中中華街構想は、中国の投資ファンド「中瑞財団」がＪＲ長町駅前の再開発地区に総額１７０億円を
投資して地上９階建ての商業施設を建設。中華料理店をはじめとする中国関連商店をテナントとして入れて、
横浜のような中華街を建設しようとした構想。藤井黎前市長は構想を歓迎したが、昨夏就任した梅原市長は
「景観や治安の面などからふさわしくない」と発言し、構想を凍結した。
ソース：朝日新聞
URLﾘﾝｸ(mytown.asahi.com)
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