06/09/03 19:42:40 j6OvgEyO
●地元は期待
「中華街はにぎわいがあっていい。だから市への仲介を手伝った」と、地元の柿沼敏万仙
台市議は語る。日本企業の進出が進まない中、中華街構想は3度目。具体的な構想は初め
てだった。
予定地近くの約2200世帯を束ねる連合町内会の幹部(77)も「集客に期待が持てると感
じた。中国人が来ることの不安もない」と語る。
地元の歓迎ぶりを確認した仙台市は昨年6月、当時の藤井黎市長自らが歓迎の意向を表
明した。
だが、昨年7月の市長選で藤井氏が引退し、経済産業省出身の梅原克彦氏が当選して、
事態は変わった。
●市長は対中強硬派
梅原市長は経産省時代から対中強硬派の論客。「政府も党も軍も財閥も一つにまとまって
いる中国人社会の怖さを知るべきだ」と主張する。
昨年12月の市議会で構想に慎重な姿勢を示し、今年2月には「景観などの観点からふさ
わしくない」と反対姿勢を鮮明にした。周囲には「中国人社会に土地が渡れば、治安上のリス
クになりかねない」と語っている。
「私はいい話だと思ったが……」。前市長時代に中華街構想を進めた市幹部も、今は「トッ
プが反対なら難しい」と声を潜める。
ただ、中国投資の専門家は「中瑞財団は典型的な空手套白狼(自分の金を使わずに人に
金を出させる)グループ。東北が手をつけるには商売人過ぎる」と話す。
梅原市長はいま、財団から正式に進出断念の報告を受け取ろうと、関係者を促している。