07/11/18 10:43:59 k7kujP1N
メンヘラで学校に馴染めず、ゲーセンにいりびたるようになった14才の少女がいた。
同じようにゲーセンにたまっていた人達はひとなつこい彼女をチヤホヤと扱い、
少女はゲーセン仲間の中に自分の居場所を求めるようになった。
多くのメンヘラがそうであるように、少女は人一倍他人からの愛情に飢えていた。
誰にでも抱きつき、馴れ合いを求める彼女を、よく思わない人間もいた。
その人達は彼女より年上だったが、たった14才の少女の依存心故の行動を、許す事ができなかった。
また男性の中には彼女の依存心に付け入り、恋愛関係になる者もいた。
ある男性は成人した大人だったのに、まだまだ子供でその上メンヘラな彼女を諭すこともできず
安易に男女の関係となった。彼女が求めてやまないものは、本当はそんなものじゃなかったのに。
もっと、もっと。彼女は愛情を求め続けた。何人かの男性と別れ、付き合った。
彼氏がいても、仲間に抱きついたり、馴れ合うのはやめられなかった。
彼女を良く思わない人間は、彼女に対する醜い感情をどんどんふくらませていく。
主に彼女に嫉妬した女性によるそれは、リアルでの悪口やネットでの叩きとなって、彼女を攻撃した。
男性の中には、それを面白がって、煽るものもいた。
少女はどんどん追いつめられていく。
友達だったはずの女性は豹変し、ネット上の日記で少女を死ねと罵った。
匿名の掲示板には、ブサイク、ヤリマン、好き放題に書かれた。
文字は一方的かつ直接的に彼女の心につきささる
彼女が一番心の支えにしていた彼氏にもつきはなされた。
誤解だ!彼女は必死だった。彼だけは離したくなかったから…
でも、共通の友人から告げられる「彼はもうあなたを見ていない」
少女は線路にうずくまり、走行中の列車はその体をズタズタに引き裂いた
少女は子供だった。メンヘラだった。
周囲の人間は大人だった。彼女の弱さを知っていた。
でも、助けられなかった。
助けようとしなかった。
そして彼女が死んだ今、それでも事実と向き合おうとしない。自らの過ちと。
彼らにとっては自分が一番可愛いから。自分が傷付くのが嫌だから。