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10月31日午前6時55分頃、岡山市中尾のJR山陽本線で、同市の中学3年の女子(14才)が22両編成の貨物列車にはねられ死亡した。
明け方の線路上。少女は小さく丸まるようにして座り、約50㍍手前から急ブレーキをかけながら近づく列車を避けることなく逝った。
覚悟の自殺だった―。
【週刊実話78ページ 噂の真相より】
少女は ネット上で 『美音』と言うハンドルネームを持っていた。
美音は、遊戯店に設置されている音楽ゲームに熱中。岡山市内の愛好家らが集う掲示板などで度々名前が挙がっていたが、その内容は惨たんたるものだった。
〈ブサイクでヤリマンとかマジで終わってる〉10月14日
〈自分に彼氏がいるのに友達の彼氏に手を出した美音は死ぬべき〉10月23日
〈みおん、もう『死ぬのはやめました。みんなありがとう』とかそんなフリいらんからさー。早く死ねよ〉10月24日
同コミュニティサイトのまとめサイトには『要注意腐女子プレイヤー』として美音の名前があり(男を取っ替え引っ替え。死ぬ死ぬ詐偽)などの注釈がつけられている。
また、彼女の死の一報が伝えられると、掲示板に次のような書き込みが相次いだ。
〈本当に死んだの？もし本当ならかなり嬉しいんだけど〉
〈ゴミがいなくなって平和になるね、良かったね〉
さらに美音が登録していた会員制ブログサイトにも、関係者の不謹慎な日記が。
〈昨日の朝、彼女とメールしていたのです。
私は彼女に酷な現実を伝え、ショックを与えてしまいました。(中略)彼女から『駅に行ってくる』とメールがきました。メールの意味がわからなかった私は『行ってらっしゃい』と返事をしました。その後すぐに●●君から『あいつが自殺した』と連絡があった〉
との経緯を明かすが、日記を締めくくる一文にはこうあった
〈湿っぽくなりましたがこの辺で。明日からはいつも通り、皆楽しんで行こう！〉
中略
ネット上のトラブルが自殺の直接原因になったかは不明だが、14才の少女より遥かに年上てまある周辺者の行き過ぎた言動が彼女を傷つけていたことは間違いない。
自殺直前の31日午前5時01分。美音自身のブログに残された言葉。
〈苦しいです 心が痛む 怖い怖い 死んじゃぅ〉
深刻化するネットのいじめ問題に対策を打つべきだ。
以上 週刊実話十一月二十九日付79ページ より転載