07/09/29 15:14:06 bGalqr3X
なお、円安傾向の最近では日本銀行の円売りドル買いは行われないので、日銀のドル債券増加は急激な円高になった頃に
比べるとあまり多くありません。(最近は、対米貿易で大儲けしている中国のアメリカ国債保有高が急増しています。)
アメリカ経済が弱いときに、日本銀行がアメリカ国債・アメリカドルを売却すれば相場が急落し、まだ売っていない保有中
のアメリカ国債・ドルが安くなって損をするため、事実上大量売却できない状況でした。これを対米献金といういいかたで表
していました。
現在は日本経済が以前ほど強くなく、中国がアメリカ国債を大量に買い込んでいるので、日本が売却しても問題は起こらない
状況に変化しつつあります。
・首相退陣アメリカ陰謀説は多分ガセネタです。
財政再建を目指した橋本首相が、日本の内政に重点をおいて、日本の国益重視の観点から、対米交渉でアメリカ国債問題を
持ち出せば、当時国内経済に問題を抱えていた米国側は当然反発するでしょう。
橋本首相の退陣は、国内経済不振による国民支持の急落という印象が私には強く残っています。アメリカの陰謀とは思えません。
(橋本首相のやったことは、小泉首相のやったこととほとんど変わりがありません。小泉首相の時には、その政権下での長期不況が
終わるまで国民が我慢し続けましたが、橋本首相の時には不況になったとたんに見放されました。)