07/08/11 21:07:39 uLWPR/JI
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[604]太田龍氏が私のことに言及しているので、私の考えを書きます。
投稿者:副島隆彦投稿日:2007/08/08(Wed) 09:12:00
私は、一度だけ、8年ぐらい前(2000年?)に、さる出版社の編集者を介して、東京の神田でお会いした
ことがある。私、副島隆彦が太田龍氏に対して、強い関心を抱いたのは、日本を代表する「ユダヤ陰謀論の
唱道者」としての太田氏ではない。
次に、私が、太田龍氏、お会いしたかったのは、日本における、ユダヤ陰謀論の草分けとして、評判の良い
本の著者として、ではなくて、日本の新左翼(しんさよく、ニュー・レフト)運動の創成期(1956年ごろから)
の重要な自分としてである。
戦前、戦後の日本の左翼(=社会主義者たち。日本共産党が、カトリックの総本山のヴァチカンのように、
強大で神聖であり、戦前も戦後も、日本の理想主義の知識人層のほとんど90%以上が、日本共産党の
権威に服していた。の理科系の大学教授たちであってもそうだった。当時の日本共産党は知の権威であった。
それに対して、日本社会党は、日本国の国民民衆、労働組合員たちにとてのソフトで温和な指導者たち
であった)の中から、生まれた、1956、7年の「ハンガリー動乱」を契機にした、反ソビエトの民衆
暴動、民衆蜂起、であった東欧各国の、モスクワ・クレムリン独裁体制(=ソビエト帝国)への反抗、
抵抗があった。それの日本への波及と余波(アフターマス)としての、新左翼(ニューレフト)運動の創成期
(=日本トロツキスト同盟)の主要な活動家像のひとりが、太田龍氏である。