07/07/28 14:11:06 aQKa/ZSw
>>922
犯罪統計は警察庁が発表している情報なのですから、(警察庁が恣意的に数字を改竄していない限り)
立派な一次情報です。
表現の自由度に関しては証明が難しいですが、少なくともゲームやアニメ・漫画の“エロティックな”表現
に関してその取り扱い総量が増加していることは、それを扱う商業規模の増加を示す数字(業界団体の
示す統計や各企業の会計実績等)から確認可能であり、これもまた恣意的に改竄されていない限り一次
情報です。
流通量の増加がイコールで表現の自由度の大きさには結びつきませんが、それ以前にはほとんど流通
していなかった種類の情報が流通しだしているのですから、現状では自由度の増加とほぼ同義です。
“暴力的な”情報に関しては専門の業界や団体が存在しないため明確な数字が出ませんが、ゲームに
関してはある程度“暴力的”として槍玉に上がるゲームの販売日とその販売実績は確認できています
から、その時点での前後の犯罪発生率を比較すれば単純に確認できます。
実際、米国ではFBIの発表した犯罪統計と各種ゲームの発売日を組み合わせて検証した研究結果も
発表されおり、長期的傾向としての犯罪発生率の減少というデータのみが示されていますね。
一次情報と一次情報を単純に組み合わせただけの資料は、これもまた一次情報です。
※前田や岡田がやっているように、統計情報を恣意的に操作すれば二次情報となります。
従って犯罪発生率(犯罪者率)と表現の自由度との間に負の相関関係が存在する、という主張は単純に
一次情報から導き出された“事実”であり、これはどうやっても揺らぎません。
ここで、「だからエロゲーや暴力ゲーを義務化すべし」と主張するのであれば、それは上記相関関係から
因果関係を導く“別の検証と証明”が必要となります。
こんなことを主張しだせば、(事実に基づいている以上、比較にならないほどマシですが)表現規制派と
五十歩百歩に見られてしまう可能性はあります。
けれど、そんなひとはたぶんどこにも存在しないでしょうね。