07/07/12 01:30:13 W4YbH1F4
【ドイツ→イギリス】
次はいよいよ彼らがドイツ&オランダからイギリスへ重心を移す話になります。
1714年にイギリス王室の血統が絶え、ドイツのハノーバー朝から国王を迎え入れます。
この王室は現在まで続いており、つまり今の英国王室はドイツ系なんですね。
このハノーバーというのはドイツの小国の一つで「宮廷ユダヤ人のメッカ」です。
ヨーロッパの王族は皆親戚同士なので、ある国で王室が絶えた時は争いになり、
系図学者が動員され、王位をめぐって権坊術数が繰り広げられるわけですが、
不思議にもなぜか小国のハノーバーが勝利を勝ち取ってしまうのです。
この時、国王と共に多くのユダヤ人がイギリスにやって来ます。
その三年後の1717年に、それまでロンドンで石工の
純然たる友愛団体に過ぎなかった「フリーメイソン」という組織が、
四つの支部を統一して、「グランドロッジ」をつくり、この時期以降急に、
欧州各国で革命や暴動を煽動する過激な秘密結社へと
その姿を変貌させるのです・・・
この1714年と、1717年の二つの出来事には
「つながりがある」とする意見が昔から強いです。
ちなみに王位継承争いの時期ハノーバーを仕切ってたのは
のリストで③の、最晩年のレフマン・ベーレンツでした。
(外交官で系図学者でもあったライプニッツのこの時の活躍は有名ですね)