07/07/09 23:12:00 iDHkH9BF
>>603 続き
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最高裁の集計によると、昨年に無罪判決を受けた126人の内訳は高裁20人(逆転無罪のみ)、
地裁92人、簡裁14人。90年代後半は全国で年間50~60人程度にとどまっており、昨年は
97年の61人と比べて倍増した。裁判数の増加に伴って、有罪判決も増える傾向にあるが、地裁
レベルでみると05年に有罪判決を受けたのは約7万7000人で10年前の約1.4倍にとどま
り、無罪の増加率を下回っている。
今年も各地で「無罪ラッシュ」が続く。
鹿児島県議選の「買収事件」で公選法違反の罪に問われた県議ら12人(2月、鹿児島地裁)
▽京都・仁和寺宿舎への現住建造物等放火の罪で元修行僧(同、京都地裁)
▽死者2人を出した大阪市北区の文化住宅火災で同罪に問われた男性住民(3月、大阪地裁)などだ。
住宅火災の公判では、放火を認めたとされる男性(33)の捜査段階の供述をめぐり、裁判長が
「刑事は勘だけに頼って、取り調べ中に怒鳴り、被告の言い分を聞かなかった」として強引な
「自白」を認定し、調書を証拠として採用しないという異例の決定をした。判決では、
「電気コードの故障による出火の可能性も否定できない。物証を軽視した悪しき捜査の典型だ」
とまで批判した。