07/09/14 23:41:03 b/wU95/p
ランキングに入ったという事実がまず重要で、これは初動枚数を稼いだ「らきすた」ファンの
アニメオタク層の力技だと思う。
そしてニコニコ動画やYoutubeでこの曲が好んで取り上げられていたのも事実で、
そのPV(OP)を視聴したライトな層(アニメファンとして)もこの曲に何となく反応していったから
これだけ長いこと売れているのではないかな。
何でか知らないけどこの曲は、聴いていくうちに「気持ち悪さ」が「快感」に変わってしまう。
そういう書き込みをここでも何件か見かけたし、私も全く同感。
「声優のキンキン声」や「電波な歌詞」も「気持ち悪さの快感・中毒性」を増幅させているんでしょう。
PV(OP)の影響も多分にあると思う。アニメのキャラクターが踊っているのなんか気持ち悪いけど、
それもやっぱり「快感」に昇華されてしまう。「激辛」や「ゲテモノ」が美味しく感じる心理に
似てるのかも。あるいは「ナンセンスな曲を聴いているネタ的状況」に酔っているのかもね。
この曲は明らかに「パロディ・ナンセンス」を主軸としていて、
そこに得体の知れない上記のような「中毒性」が加わったから広くアピール出来たんだと思う。
また、「バキバキのスラップベース」「80sテクノの匂い」「間奏のアウトなサックスソロ」等
POPSと較べるとエグい要素が前面に出されていて、こんな曲がランキングに入ったらもう大変。
音楽好きなら思わず語りたくなっちゃうアレンジでしょう。話題になるはずです。
「もってけ!セーラーふく」のようなエグいアレンジはPOPSでもアニメソングでも
当然あるけど、ランキングには入らないしここまで話題にはならない。
「アニメオタクの力技」「ニコニコ動画・Youtube」「楽曲の絶妙な性質」が上手い具合に
機能したからこそ、「もってけ!セーラーふく」は売れ続けるんだと思います。
※個人的には「もってけ!セーラーふく」は面白いし、強力な中毒性を持ってはいるけれども、
良い曲とは思えませんし、特別実験的でもないと思います。