07/03/19 17:47:34 oKPYCDGp
URLリンク(it.nikkei.co.jp)
「ネットや携帯電話がリアルな人間関係を代替している結果、社会問題が
表に出てこなくなっているのではないか」。ある就職氷河期世代のフリーター
からそんな話を聞いて、いろいろと考えさせられた。
それは、先日上梓した拙著『就職氷河期世代が辛酸をなめ続ける』(洋泉社)
の取材中のことだった。
就職氷河期世代とは、就職難が続いた1994年から2004年に学校を卒業した
人たちである。昨今の景気回復で新卒の求人総数はバブル期並みに回復して
いる。しかし、日本では新卒一括採用時に就職を逃すと、「実務経験」が積めな
いため、ニートやフリーターに甘んじることになりかねない。就職氷河期世代の
なかには、景気回復から取り残され、社会的に孤立している人も少なくない。
何人かの就職氷河期世代に話を聞いたところ、「このままほっておくと深刻な
社会問題になる」という声がいくつかあった。なかには、「暴動が起きるかも」と
いう過激な声も聞かれた。
ただ、現状ではそれほど大きな騒ぎにはなっていない。それは、ネットや携帯
電話によって、「孤独」が和らげられているからではないか、というのである。
「モルヒネ」みたいなものだと。