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2007/3/5 朝日新聞朝刊31面
(1/3)(こども 孤の時代)
昨年10月、いじめを苦にし自殺した福岡県筑前町立三輪中学校2年の森啓祐君(当時13)も「うざい」「死ね」と言われ続けた。そうしたいじめを伝えるニュースに、教室では数人の生徒が首をかしげた。
「そんな言葉あたり前やろ」「大げさすぎ」
学者ら第三者による町教育委員会の調査委員会は、2年生にアンケートをした。森君が「死ね」「うざい」「きもい」などと言われるのを見た生徒は半数を超えた。
なのに止めることができなかった。これらの言葉が日常的に飛び交っていたうえ、森君が笑って受け流しているようにみえたからだ、と調査委はみている。
だが、休み時間には何人かの男子が入れ替わり立ち替わり、森君を囲んで罵声を浴びせ、机をバンバンたたいた。森君は「死ぬ」と繰り返した。
笑ってみせることもできなくなり、じっとうつむいていたこともあった。
149:朝まで名無しさん
07/03/05 20:11:43 pFIv5b7R
(2/3)「死ね」日常的
生徒の一人は話す。
「死ねもうざいも普通の言葉だから、いじめと思わなかった人が多かった。いじめだと思った人も、森君を守ろうとしたら自分がいじめられる恐怖があったと思う」
自殺のあと、別の生徒が標的になった。それが収まると、男子の中からこんな声が漏れたと言う。
「森がおらんけん、暇や」「誰か楽しませてくれるやつ、おらんと?」
被害と加害と
三輪中はのどかな田園地帯にある学校だ。調査委は「落ち着いた学校として評価を受けていた」と指摘している。それでもこんな事態が起きた。
著書「教室の悪魔」で最近のいじめについて描いた山脇由貴子・東京都児童相談センター心理司は「いじめのない学校を探しても無駄」と指摘する。
今のいじめは遊び感覚で始まることが多い。理由はあとから作られる。いじめに加わるのを断るとその子が標的になる・・・。「みんな必死。サバイバルゲームです」
教育評論家の尾木直樹さんは、背景に、子どもの結びつきが弱まり、孤独感が強まっていることがあると指摘する。「一緒にいじめることで、仲間意識を保っている」という。
その結果、いじめたいとは思っていないのに、苦しみながらいじめに加わる「被害者ともいえる加害者」が増えるのではないかと心配する。
150:朝まで名無しさん
07/03/05 20:12:28 pFIv5b7R
(3/3)「一生の課題」
関東の小学校教諭は昨年春、女子児童に泣きつかれた。「トツゼンゴメンなさい。ゼッコウして下さい」。児童は同級生の女子グループから手紙を渡されていた。
昨年秋、いじめ自殺が相次いだことを受け、いじめについて考える授業に取り組んだ。感想を日記に記した女子がいた。
「いじめている人は、だれかより上の立場にいて安心していたいんだと思います。いっしょになっていじめをしている人は、いじめていればいじめられないから、いじめているんだと思います」
「ゼッコウ」を求めたグループの一人だった。女子はこうも書いていた。「いじめをなくすことは、一生の課題になると思います」
□
いじめなければ、いじめられる。そんな声から浮かぶのは、強いつながりを持てない子どもの孤独感だ。「孤」の時代に、子どもの世界で何が起きているのか。(以上)
151:朝まで名無しさん
07/03/05 20:23:14 AkAmjlL4
>「森がおらんけん、暇や」
くそ!やっぱり反省なんてかけらもしてねえじゃねえか・・・
その書いたライターさんにメールを送るとかできないかな?
奴らが反省するまで諦めちゃだめだ。