06/04/22 11:26:05
★BSE:奈義町で感染牛 牛舎を消毒、防疫--県、感染ルートの特定急ぐ /岡山
奈義町で飼育されていた5歳11カ月の雌の乳牛(ホルスタイン種)が
国内25頭目のBSE(牛海綿状脳症)と診断された問題で、県は20日、
同町上町川の農場で牛舎の消毒など防疫措置を取り、農場主らから聴き取り調査した。
一方、この牛から生まれた7カ月の雄牛が津山市内の農場で飼育されていることが
確認され、県岡山家畜保健衛生所で1次検査した結果、陰性と分かった。
津山家畜保健衛生所(居森一憲所長)などの防疫員9人は午前9時半、消毒車など
3台で奈義町の農場に到着。移動制限された45頭(成牛35、育成牛10)のいる
牛舎1棟(350平方メートル)の床を中心に、約1時間にわたって消毒した。
農場主(55)からは、出荷時の牛の状態や飼料について聴取。北海道生まれの
感染牛が牧場に来た02年3月18日以降、一緒に飼育されたすべての牛や、
与えた飼料についても追跡調査し、感染ルートの特定を急ぐ。
農場主は「導入牛とはいえBSEに感染して大変ショック。関係機関の指導の下、
対処していきたい。風評被害を心配している」と沈痛な表情。居森所長は
「おかやま酪農業協同組合や美作県民局、奈義町、JA勝英などの関係者で防疫対策
会議を開き、農家への支援と風評被害などへの対応を協議する」と話した。
感染牛は17日、津山市食肉処理センターで解体された。保管されていた内臓と肉は
焼却処分されるため、市場には出回らない。
感染確定を受け中井孝夫・奈義町長は「全頭検査によって安全な食肉が消費者に
届けられていることの証明。消費者の皆さんには冷静な対応をお願いしたい」と
理解を求めた。桑山博之・津山市長も19日、「焼却処分によって食の安全は守られる。
今後も検査に合格した安全なものだけを出荷する」とのコメントを出した。
毎日新聞 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)