07/12/04 12:45:11 0
J2・ベガルタ仙台の望月達也監督(44)が辞任することが3日、分かった。ベガルタは今季、
4年連続で悲願のJ1昇格を逃したが、フロントはサッカーの内容が大きく向上した点を
高く評価し、続投を要請。しかし、本人は最大の目標を達成できなかったことに責任を感じ、
これを固辞。フロント入りして仙台に残る可能性が浮上している。監督の後任は、
手倉森誠ヘッドコーチ(40)の昇格が確実となっている。
1日に徳島との今季最終戦を終えたばかりのベガルタを、最大の衝撃が襲った。関係者に
よると、望月監督は、J1昇格を果たせなかった責任を感じて続投要請を固辞。チーム側に
辞任の意思を伝えたという。
望月監督は昨季、ベガルタのヘッドコーチに就任し今季、監督に昇格。「人とボールが動く
サッカー」を掲げ、開幕11戦無敗のJ2タイ記録を達成するなどチームを躍進に導いた。
FW萬代宏樹(21)、MF関口訓充(21)ら高卒でチームに入団した生え抜きの若手が
レギュラーに定着するなど、育成面でも手腕を発揮。惜しくも4位で今季を終えたが、
チーム側はサッカーの内容が向上した点を評価して続投を要請していた。
しかし、責任感の強い指揮官は当初から続投に消極的な姿勢だった。徳島戦後には
「素晴らしい選手がいたのに上の3つに入れなかったのは、僕自身の責任。プロとして
考えなければいけない」と辞任を示唆。ただ、高い功績と、続投を支持する声が大多数を
占めるなどサポーターからの人気も高いため、フロント入りして仙台に残る可能性も浮上している。
後任は、手倉森誠ヘッドの昇格が確実だ。同ヘッドは今季、練習の陣頭指揮を執っていた
人物。望月監督も「今年のサッカーは、自分だけじゃなくてスタッフ全員で作り上げたもの」
と話している。来季もスタイルを継続するためにはうってつけの人選で、チームの方針とも
合致する。04年からチームに在籍するため、選手からの信頼も厚いことも強みだ。
指揮官が代わっても、今季確立したスタイルは変わらない。「人とボールが動くサッカー」
をさらに発展させ、悲願のJ1昇格をつかみ取る。
ソース:スポーツ報知
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