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マネーゲームに勝つためには?! 今オフも米メジャーの大資金攻勢の猛威に主力選手の
大量流出の危機に直面している日本球界。そんな現状に、ロッテ・バレンタイン監督が
かみついた。
11月30日の成田空港。ロッテでの日程を終え、帰国の途についたバレンタイン監督が、
今オフも多く誕生しそうな日本人メジャーリーガーについて、持論をブチあげた。
「米球界が向こうの選手より(日本人選手を)高く認めて受け入れている。
米国の方が経験豊富な選手の価値を理解できているということ。
それは日本球界が米国に匹敵したレベルにあることを証明しているんだ」
指揮官が力説するように広島・黒田、中日・福留にメジャー数球団が超高額オファーで
ラブコール。また、ロッテでの“教え子”である小林雅がインディアンス、薮田がロイヤルズへ
移籍するなど、日本人メジャーリーガーの誕生ラッシュの様相を呈している。
だが、「野球ビジネスの面でもレベルを高く上げる必要がある。選手が残りたいと思う
環境をつくらないといけない」。
バレンタイン監督は、その顕著な例が薮田だと言う。薮田はロイヤルズと2年600万ドル
(6億6000万円)の大型契約を結んだが「ロイヤルズは、どこをどう比べても、ロッテより
劣る。観客動員も少ないし、選手のタレントもロッテの方が上。それでも薮田に対し、
ウチの倍以上の提示ができる。MLBが収益を各球団にシェアするシステムがあり、
それが獲得資金を生み出している」と力説するのだ。
この現状に日本球界はどうか。「日本のメディアは中継のためにMLBに50億円も
払っている。本当ならこのお金は日本球界の資金力を高めるものになるべき。
こんなクレージーな状況は改善するべきだ」とバッサリ。
さらに、来季行われるメジャー開幕戦についても「パ・リーグの開幕後に行われる。
これはシーズンの妨げになること。パ・リーグはMLBから代償を要求するのが当然だよ」と
野球機構側の姿勢にも大苦言だ。
守勢一方の日本球界だが、バレンタイン監督の提言をどう聞くか-。
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