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来季も「シンゴ」がいる強いトリニータを見たい！前節Ｊ１残留を決めた大分が、新潟から
期限付き移籍しているＭＦ鈴木慎吾（２９）のＦＫから２点を奪い、アウエーで新潟に
２－０で快勝。リーグ最終戦でようやく今季初連勝＆連続完封を飾った。
「後半戦巻き返す中で、シンゴは大きな力を与えてくれた」。
シャムスカ監督も、１７位に低迷していた７月に加入した救世主を持ち上げた。
６月まで鈴木が在籍した新潟サポーターのため息が聞こえてくるようだった。
まずは前半９分、右サイドからのＦＫをＤＦ森重に合わせ先制点をアシスト。
同２０分には、前節磐田戦で決めたＪ１残留決定弾に続くブレ球ＦＫを、今度は揺れながら
落ちる軌道で直接ネットに突き刺した。
「ＦＫ練習を一緒にやっていたけど、あんなシュートは見たことがなかった」。
元同僚の新潟ＧＫ北野も驚がくの一撃で試合を決定付けた。
試合後、鈴木はかつてのホームスタジアムを１周。新潟のサポーターに頭を下げて
場内を回ると、新潟サポーターから「シンゴ戻って来い」との声も続いた。
「どのチームにいてもはずかしいプレーはできない。常に自分のプレーを心がけるだけ」
と鈴木。鈴木淳監督の続投が決まった新潟の関係者は「来年もシンゴは戻ってくることは
ない」と話したが、ほかのＪ１クラブも鈴木獲得に興味を持っているという。
完全移籍の話を進めている大分の原強化部長は「どうにか残って欲しい」。
Ｊ１通算５０勝で苦闘のシーズンを締めた大分にとって、来季巻き返しへ鈴木の
存在は欠かせない。
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大分ＭＦ鈴木（左端）はイレブンの祝福を受ける
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