07/11/16 18:40:38 0
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スポンサー離れも……
●目がくらんだ30億円
07年シーズンからJリーグのテレビ放送権が見直された。2011年までの5年間、スカパーが
年30億円を負担(他にNHKとTBSで計20億円)することでスカパー主導体制となった。もっとも、
当初から「Jリーグ離れを誘発しなければいいが」と懸念され、それが現実のモノになりつつある。
NHKは、97年から06年までBSで70試合前後を放送してきたが、「受信料不払いによる収益悪化」
によって、年20億円の放送権料が払えなくなり、「半分の10億円にして欲しい」とJリーグに泣きついた。
「全国中継なので貢献度は大。せめて15億円ならNHK主導で」の意見もJリーグ内に多かったが、
「配分金のためにも年間総額50億円の放送権料維持を優先すべきじゃないか」の声が大勢を占めた。
「Jリーグは完全に見誤った。スカパーの30億円に目がくらんで、自らのクビを絞めることになった」と
サッカー記者がこう続ける。
「スカパーは《ホームはスタジアムで、アウェイはスカパー!で》を合言葉に加入者増を目論(もくろ)んだ。
しかし、NHKのBS放送が減ったこともあってJリーグの観客動員が微増にとどまり、結果として
スカパー加入者も伸び悩んだ。完全に《負のスパイラル》状態です」
●スカパーもJに不信
Jリーグ元理事の杉山茂氏が「Jリーグ、スカパー、NHK、TBSすべて“損をしている”状況です」と続ける。
「スカパーと契約しなかったら放送権料の50億円が維持できず、配分金が減って経営難に陥る
J2のクラブがある―という意見があることは承知しているが、JリーグはNHK、TBSとじっくり
話し合うべきだった」
スカパーの内部からも「海外リーグの映像を購入。実況、解説の音声を付けて放送した方が儲かる。
Jリーグは過大投資に過ぎた」と不安視する声が聞こえてくる。
「大型投資に大張り切りのスカパーは今季、全620試合のうち547試合を自主制作することにした。
プロダクションなど26社と契約。さらに実況アナ、解説者、リポーターを100人ほど雇った。経費増に
ヒーヒーいっている」(前出の記者)
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