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ヤクルトからFA宣言した石井一久投手(34)が15日深夜、西武移籍を決断した。都内のホテルで行われた
初交渉で西武はヤクルトを大きく上回る2年総額8億円の破格の条件を提示。さらにヤクルトと同じ背番号16を
用意するなど、最大級の誠意に対して石井一は悩んだ末に移籍を決意。週明けの19日にも、
ヤクルトに別れを告げ「西武・石井一」が誕生する。
西武の熱い思いをしっかりと受け止めた。「西武に来て一緒によろしくお願いしますと言われました。
いい評価をしてもらったのでうれしい」。急きょ決まった午後10時すぎからの初交渉。テレビカメラ4台を含む
約50人の報道陣が駆けつける中、スーツにネクタイ姿で臨んだ石井一は終始、晴れやかな表情だった。
「“とにかくこれだけ必要なんだよ”というところに行くのが野球人として幸せだと思う」
西武側は小林球団社長と前田球団本部長が出席。前日に電話で獲得の意思は伝えており、
交渉は和やかな雰囲気の中で行われた。石井一は西武への印象を「交流戦を見て、投手がしっかりすれば
もっといいチームになる」とした上で「もし(自分が西武で)やるなら、いい方向付けをしようと思う」と続けた。
来季、西武のユニホームでプレーする姿を思い描いているかのような言葉だ。
席上、西武は2年総額8億円程度の破格の条件を提示。これはヤクルトが提示している現状維持の
年俸2億5000万円を大幅に上回る。さらに、もう一つのプレゼントがヤクルト時代から愛着ある背番号16の譲渡。
現在は若きエース涌井が背負っているが、球団側は石井一の入団が決まれば松坂が着けていた
エースナンバー18への変更を打診する予定だ。
交渉後、小林球団社長は「私の勝手な手応えであれば、来ていただけるかなと」と満面の笑みで手応えを話した。
この日は午前9時前に箱根でドラフトの必勝祈願。その後宮崎で和田とFA残留交渉。
この間に石井一の関係者と連絡を取り、わずか4時間の宮崎滞在で東京にとんぼ返りした。
超ハードなスケジュールにも、疲れを忘れさせるだけの成果があった。
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