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【野球】ゴジラ、トレード危機 左翼デーモン「お墨付き」
2007年11月9日 紙面から
ヤンキースの松井秀喜外野手（３３）がレギュラーはく奪の危機に立たされていることが
明らかになった。７日付の球団地元紙ニュースデー（電子版）によると、キャッシュマンＧＭが、
トレード放出の可能性もあったジョニー・デーモン外野手（３４）について来季は『１番・左翼』の
構想を持ち、左翼だった松井は指名打者（ＤＨ）ジェーソン・ジアンビ（３６）の“控え”を任される
可能性があるという。
松井がジラーディ新監督の下では、窓際に追いやられてしまうのか…。放出要員だった左翼の
ライバル・デーモンが、キャッシュマンＧＭからレギュラー確約の“お墨付き”をもらい、最悪の
シナリオが見えてきた。
デーモンは７日にＧＭ会議が開かれているフロリダ州オーランドの自宅でジラーディ新監督と
朝食を囲み、キャッシュマンＧＭとも代理人のスコット・ボラス氏を交えて面会。一時は、ＦＡとなった
Ａ・ロドリゲスの後がま三塁手として獲得のうわさがあるＷソックスのクリーディの交換要員に
その名が挙がったが、デーモンの熱意に負けた同ＧＭは「彼が『１番・左翼』でプレーする姿を
毎日みたい」と方針を１８０度転換。デーモンも「自分がどれだけ必要とされているか分かって
もらった」と大喜び。
それで、割を食うのが松井だ。プレーオフでは打率１割８分２厘（１１打数２安打）の大不振。
印象は悪い。同紙は、来季はＤＨを任される可能性が高いと伝えたが、起用はジアンビが一塁守備
もしくは休養した場合に限られ、“控え”同然の扱いになるという。さらに、契約にトレード拒否条項が
盛り込まれているにもかかわらず、球団が“トレード勧告”をする可能性まで指摘した。
同ＧＭによると、松井は近日中に、ニューヨーク市内で関節の名医スコット・ロデオ氏による
右ひざ内視鏡手術を受ける予定だが、一連の動きが事実なら、せっかくの手術も無駄骨に
なってしまうかもしれない－。
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