07/11/09 02:34:39 Ce4rurSP0
村主の公認ブックでの発言が面白いよ。以下のスレから転載。
【村主は】村主章枝が大嫌いです26ペ目【終わった】
スレリンク(skate板:73-76番)+117
「スケートをどう見せるかーこの点に関しては、欧米の一流選手たちと日本の選手には、
まだまだ差がありますね。やっぱり文化の違いなのか、感受性の違いなのか…。この差を埋めるには、
スケートにしても、舞台や絵画などにしても、みんなもっと『見る』といいな、と思う。
これは、私たちが若い世代に教えなくちゃいけないことかもしれないですね。最近は日本にいても
バレエやミュージカル、色々なものが見られます。でも日本の人は、見るときの観点も、欧米の人とは
違うんですよ…。
例えば絵を一枚見るにしても、その見方がわからないって、日本の子は言う。その『わからない』って
いう気持ちも、私はわかるような気がします。私も日本人だから、絵を見せられてその良さが理解できないって
思うことはあった。最初は誰でも、そうなんですよ。(中略)
だけどこれだけ高く評価されているのは、どこか他と違うところがあるんだろう…、そんな興味を持って
近づいていけば、色々なことがわかってくると思うんです。ちょっと勉強したり調べたりすれば、批評や解説も
すぐに見つかる。そうした意見に、自分が納得できる、できない、色々なことを考える。そうすると少しづつ、
一枚の絵に向ける視線も変わってくるでしょう。(中略)
(佐藤信夫)先生が、この選手のスケートはいい、って言う。でも、私はその人の良さに目を向けることがなかったから、
先生が言うほどは、『いいな!』って思うことがなかった。でも、先生の見方を学ぶと、ああ、この人の滑りは
ここがこうすごいんだって、わかるようになることも多くて。そしていろいろ見て、勉強して、
スケートの見方が変わると、自分自身の目指すスケートも変わってくるんです。その過程がすごく
楽しかった。それと同じやり方で、アートやパフォーマンスもたくさん見て、たくさん考える。
これはすごく面白いことだと思うんですよ。
そんなことを氷の上の練習以外でしているかどうか、それが欧米の選手との差になっているのかな、とも思います。
国民性とか、受け継いできた文化の違いもあるかもしれないけど…。(中略)