07/11/04 23:28:15 0
ライブの客の半数以上が涙を流す。
そんな逸話がある神津島出身のシンガー・ソングライター石野田奈津代さん(27)は、
伸びのある澄んだ歌声で飾らない自分を歌う。
いくつもの挫折を乗り越えて8年ぶりのアルバムをリリース。
自身の苦しい経験を経て生まれた歌詞が、世代を超えた共感を呼んでいる。
伊豆諸島の神津島は都心から南西に約180キロ。信号は1カ所。郵便は名前だけで届く。
人口2200人の小さな島で育った石野田さんは、小学生のころから歌を歌うのが好きだったという。
自作のデモテープを送ったことがきっかけで、高校3年の99年2月にメジャーデビュー。
ラジオ番組のパーソナリティーや映画の主演なども経験した。
しかし、仕事が忙しくなるにつれ、自分のペースで歌うことができなくなった。
「周りの人がすべておぜん立てしてくれる。そこでただ歌うだけだった」
歌が作れなくなり、ライブ活動も減っていった。事務所との契約も切れた。ずっと1人で悩んでいた。
「自分で自分を型にはめて視野がものすごく狭くなっていた」
次の曲がダメなら歌うのはやめよう―。そう思った04年秋、知り合いのアーティストから言われた。
「そんな気持ちで作るんだったら、いますぐやめちゃえよ」
それで何かが吹っ切れた。「失敗しても誰にも迷惑をかけることはない。自分が歌いたいように歌おうって」
それからは、すべて自分で考えて歌うようになった。大きなライブハウスは避け、さまざまな場所で歌った。
学校の教室や貸し切った銭湯……。札幌から福岡まで全国路上ライブもやった。
「今さら路上? そんな気持ちも正直あったけど、歌い始めたらだんだんと初心を思い出した」
今年4月に出した8年ぶりのアルバムには、自分への応援歌「オリオン」も収録した。
「ありのままの自分を歌うことで、聴いてくれる人が何かを感じ取ってもらえたら幸せだと思う」
12月1、2日、北とぴあ(北区王子1丁目)のプラネタリウムでコンサートを開く。全席指定5千円。
問い合わせは下記へ。
URLリンク(www.tbs.co.jp)
asahi.com(一部抜粋)
URLリンク(mytown.asahi.com)
オフィシャル
URLリンク(www.ishinoda.com)