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中日が、ＦＡ権を取得している西武の和田一浩外野手（３５）を今オフ補強の
筆頭候補としてリストアップしていることが１日、分かった。
５３年ぶりの日本一に輝いた落合竜が、２年前のパ・リーグ首位打者獲得で、
常勝軍団づくりに乗り出す。
球団は今オフの補強について「まず現有戦力の維持を優先したい」と、ＦＡ権を
取得した福留孝介外野手（３０）、岩瀬仁紀投手（３２）らの引き止めを最優先
する。だが、福留のＦＡ移籍という最悪の事態を想定し、和田の動向について
８月から水面下で調査に取り掛かった。
和田も１０月２４日に行われた西武との残留交渉で、２年６億円の２年契約を
提示されたが態度を保留した。「伊東さんは僕にとって師匠。尊敬している人が
いなくなったと言うことで考える部分はある」伊東前監督が今季限りで退団
したことについて、複雑な胸中を明かしている。
現在、和田は北京五輪アジア予選日本代表の自主トレに参加している。
今後、西武が用意する交渉材料にも大きな進展はなく、ＦＡ権行使に踏み切る
可能性は十分。ＦＡ宣言すれば、福留らの残留交渉と並行して、獲得に乗り出す
ことになりそうだ。
◆和田 一浩（わだ・かずひろ）１９７２年６月１９日、岐阜県生まれ。３５歳。
県岐阜商から東北福祉大、神戸製鋼を経て１９９６年のドラフト４位で西武に入団。
２００５年には首位打者を獲得。今季の成績は３割１分５厘、１８本塁打、４９打点。
家族構成は夫人と１男。１８２センチ、９０キロ。右投右打。
今季年俸は２億７５００万円（推定）
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