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日本音楽著作権協会(JASRAC)は10月30日、ニワンゴが運営する「ニコニコ動画」と、
米Google傘下の「YouTube」上で使用されているJASRAC管理楽曲の利用料を、それぞれの
運営企業から支払ってもらう契約締結に向けて協議に入ったことを明らかにした。
年内にも暫定的な契約を結ぶ予定だ。
契約を結べば、一般ユーザーが音楽会やライブなどでJASRAC管理楽曲を演奏した映像や、
レコード会社が公式に配信する楽曲などを、両サイトに合法的にアップロードできようになる。
料率など詳細については検討中。JASRACが動画投稿サイトの楽曲利用条件の中に示した、
「一般娯楽番組」(サイト収入の2.0%)の基準を軸に検討を進める。
両サイトは、利用された楽曲やリクエスト回数などをJASRACに報告する。
両サイトにはこれまで、大量のJASRAC管理楽曲付き動画が無断で投稿されてきた。
「過去分の利用料精算で合意できるかが一番の課題」(JASRAC)といい、過去分も
支払ってもらう前提で協議を進める。YouTubeについては、海外からのアクセスを切り分け、
国内アクセス分のみについて課金する方法も検討していく。
YouTubeにはEMIミュージック・ジャパンが同日、公式チャンネルを設置したほか、
ニコニコ動画ではエイベックス・グループなどが楽曲プロモーションビデオの公式配信を計画している。
ただ合法的に配信するためにはJASRACの許諾が必要。公式配信はJASRACと両サイトとの
契約締結より前に始まる見通しだが、「契約に向けた協議を行っていることを前提に、
JASRACとして楽曲配信を差し止めることはしない」としている。
動画投稿サイト「Yahoo!ビデオキャスト」を運営するヤフーも、同様な契約締結に向けて動いている。
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
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