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ＮＨＫの視聴率２位を支える「鶴瓶の家族に乾杯」 (ゲンダイネット)
２６年ぶりの躍進にＮＨＫが沸いている。
０７年度上半期の平均視聴率で、ＮＨＫがゴールデン帯（午後７～１０時）平均１２．２％
（ビデオリサーチ調べ、関東地区）をマークし、フジテレビに続く２位に浮上した。
ＮＨＫは「今年４月にニュース番組の放送時間を改定したことが視聴者の方々の間で
定着してきたのでしょう。また、台風や地震といった自然災害や大きな政局の変化といった
世の中にいろいろな動きがあったことで、ＮＨＫのニュースを見る機会が多かったと考えられます」と
分析している。改めて“災害に強いＮＨＫ”を見せつけたというわけだ。
しかし、ニュースの陰でＮＨＫの好調を支えている番組がある。毎週月曜日午後８時から
放送されている「鶴瓶の家族に乾杯」だ。
笑福亭鶴瓶（５５）が著名人のゲストと一緒に全国の市町村を旅するバラエティーで、
地元の人々との触れ合いがテーマになっている。０５年４月からレギュラー化され、
均視聴率１５％前後をキープしている隠れた人気番組である。
「現地の住民には収録があることを事前には知らせていません。台本は一切なしで、
鶴瓶もゲストもぶっつけ本番で勝手に動き回る。地元の人々の素の姿が魅力です」（放送関係者）
こうした良質な番組がもっと増えれば、受信料問題も好転するに違いない。
【2007年10月26日掲載記事】