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プレスルームで観戦、F1ジャーナリスト津川哲夫のF1日本GP総括 来年への課題
ベストカー11月10日号(10月10日発売)200ページ:URLリンク(image.i-bbs.sijex.net)
今回のGP、「ほぼ初めてのサーキットでF1レースを成立させる」ということについては主催者側には
及第点があげられる。悪天候や(予選日のアクセス道路陥没といった)細かいトラブルはあったものの、
それなりに見所の多かったレースは深刻な問題はなく終わった。
しかし「サーキットに来てくれたお客きんを楽しませる」という点では課題が山積みといった状態だ。
(中略:パーク&ライドについて
もう一点、こちらはにわかに許すことができないのだが、私は31年間F1に携わっているが、
客席でフェラーリの旗が1本もはためかないGPは初めて見た。
開催国出身のドライバー(佐藤琢磨)が走っているのに、その名を記した旗がないGPも初めてだ。
聞けばサーキット側から大旗振りも横断幕も禁止という通達があったという。
しかし(多くの人が目撃したとおり)トヨタの応援団が集まるスタンドの一角では巨大なフラッグが出現していたのだ。
後日の発表によれば主催者側は(フラッグに関しては)特に禁止していたわけではなく、現場を
取り仕切るスタッフとの連絡ミスであったそうだ。しかし少しFlを見慣れた者ならば、スタンドを
ひと目見てその異様さに気づくはずだ。気づいた時点でその「おかしさ」を改善する指示は出せなかったのか。
私は雨のなか、(ホンダとおぼしき)大旗を大事そうに畳んでバスタオルに包む女性をスタノド裏で見かけた時、
それを力いっぱい振れなかった無念を思うと涙が出そうになった。応援くらい客の好きにさせろよ。
主催者側やスタッフが慣れていないのは仕方がない。そこは慣れて学んでいっでもらうしかない。
しかし今回のGPで一番足りなかったのは経験ではなく、本来トヨタが一番の得意技としていた
「お客様(顧客)への思いやり」ではなかったか。
くれぐれも来年への課題として、カイゼンに取り組んでほしい。