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何げなく捨てている大量のごみは、その後どうやって処理されているのか。可燃ごみの
収集車に同乗し、作業を手伝ってきた。(報道部・谷岡聖史)
金沢市に二カ所ある収集拠点の一つ、市環境局西部管理センター(同市糸田新町)を訪
れた。可燃ごみの収集は午前中。一台の収集車が三つの区域を回る。
午前八時四十五分、準備のラジオ体操を終え、薄いブルーの作業着に着替え、山崎智さ
ん(38)の運転する車に石川誠さん(32)と乗り込んだ。
五分ほどで最初のごみ集積場に到着した。早速、ごみを持ち上げ荷台に積み込んでいく。
雑誌が詰め込まれた袋など、重たいごみが意外と多い。樹木の刈り込みで出た枝や葉が
詰められた大きな袋は、思わず足がよろめくほどだった。「腰を痛めないように」。山崎さん
に注意され、腰を落として慎重に運んだ。最後に板を使って道路に散らばったごみをかき
集め、次の集積場へ。三十分ほどで十数カ所回り最初の区域が終わった。日はすでに高
く、汗が止まらない。息が上がってきた。
いったん焼却施設で集めたごみを降ろす。三人で積み込んだごみは約一・二トンだった。
どうりで疲れるわけだ。しかし、二人に言わせると、これでも少ない方だという。残りは二区
域。まだ先は長い。
限られた時間に大量のごみを集める。時間との勝負とはやる記者を山崎さんは「焦りは
禁物」とたしなめる。だんだん作業が雑になってきた記者。ごみ袋を荷台に投げると、「ゴ
トッ」と異音がした。その時、焦ってはいけない理由の一つが分かった。「びんが交ざって
るみたいですね」。すかさず石川さんは「ルール違反ごみ」と書かれた黄色のシールを張
り付け、袋を集積場に戻した。見えないように細工された悪質なケースもあるという。分別
のルール違反を見つけるため、慎重に作業しなければいけないのだ。(続きは>>2以下)
2007年9月29日 一部略
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