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西武の黄金期を支えてきた石井貴投手(36)が今季限りで現役を引退することが
25日、分かった。常勝軍団の投手陣を支えてきた右腕も今季登板はわずか7試合。
24日、球団から来季構想外であることを通告された石井がこの日、決断した。
松坂(レッドソックス)ら若手の兄貴分としても存在感を示してきた球界きっての
個性派投手が、14年間の現役生活に別れを告げる。
迷った末の決断だった。戦力外通告を受けた石井は「あと2、3年はできる」と現役続行を
申し入れた。26年連続Aクラスが絶望的な球団側では涌井ら成長著しい若手投手を
中心に、来季以降巻き返しを図る方針を説明。最終的に石井は「右肩を痛めて(02年)
以降、思うようなボールがいかなくなったのも事実。難しい選択だけど誰もが通らないと
いけない道」として現役引退を決めた。
石井は93年に逆指名のドラフト1位で三菱重工横浜から西武入り。150キロを超える
直球を武器に、マウンド上では闘志をむき出しにするスタイルで打者と対峙(じ)。
常勝西武投手陣を支えてきた。さらに、松坂をはじめ若手選手の兄貴分として
公私ともに相談に乗るなど、チームのまとめ役としても重要な役割を担ってきた。
3度の2ケタ勝利をマークも02年に右肩を痛めた。リハビリの末、04年は中日との
日本シリーズで2勝をマーク。日本一に輝き、自らもMVPを獲得するなど劇的復活を
遂げた。昨季は中継ぎに転向して46試合に登板したが、今季は7月31日にようやく1軍昇格。
わずか7試合の登板で8月26日には再び出場選手登録を抹消されていた。
Bクラス転落が濃厚なチームは伊東監督を含め来季1、2軍首脳陣の一新を考えている。
その中で球団では功労者でもある石井に対してコーチ就任も含めて、スタッフとして
現場に残ってもらう意向だ。さらに28日の今季本拠地最終戦、日本ハム戦が引退試合と
なる予定。“男・石井”が最後の雄姿をファンに披露する。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)
西武ライオンズ 石井貴 URLリンク(www.seibu-group.co.jp)