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【フィラッハ（オーストリア）＝久保武司】サッカー日本代表は４日、オシムジャパンとしては
初の欧州での対戦となる３大陸トーナメントに向けて始動。同日はオーストリア３部リーグの
メンバーを集めたケルンテン州選抜との練習試合を行い７－０（前半４－０、後半３－０）と
大勝した。
今遠征の注目はオシム監督就任以来、初招集となったＭＦ松井大輔（ル・マン）だ。「彼は
私の見る限りとてもいいリーグのフランス１部でレギュラーを張っている。今年いや、去年から
注目していた」とオシム監督も熱視線を送った。
早速その実力が試された練習試合で、松井は後半から出場。軽快な動きをみせて１ゴール
１アシストと活躍したものの、オシム監督の評価は「残念ながらテクニックはあるがスピードが
ない」といきなりのダメ出しだ。
眼鏡をかけた記者の質問に対し、「今日の松井にスピードがあった？ あなたはその眼鏡を
交換した方がよい」とバッサリ。「（ハットトリックをあげた）佐藤、加地、駒野の方がスピードは上。
松井にスピードがつけば、もう彼はそれでスーパープレーヤーだ」と言い切った。
もっとも、これはオシム監督の選手養成術のひとつ。就任当初、「すぐに天才になりたがる。
そんな選手は代表にはいらない」と徹底的に俊輔イジメをしたパターンと同じだ。
当の松井は「久々に日本の選手とサッカーができて気持ちがいい。楽しみたいんです」と
余裕のコメント。松井が日本代表の主力になるには、オシム監督のダメ出しに耐えられるか
どうかがポイントとなりそうだ。
ソース：ZAKZAK
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