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佐賀競馬(佐賀県鳥栖市)を主催する県競馬組合は2日、予定していた全10レースを
中止した。佐賀競馬では、馬インフルエンザが8月25日に9頭から確認されて以来、
感染が広がり、同組合は同月中に全頭検査した。さらに、2日の出走予定馬を再検査
しようとしたところ、県馬主会が「不必要だ」と反発、検査を拒否したため、開催できなかった
という。
同組合によると、8月30日までに所属する全525頭について馬インフルエンザの検査をし、
1日までに114頭が陽性馬と判明した。2日のレースには計75頭が出走予定で、1日夕か
2日朝に検査する予定だった。
この方針が31日夜に伝えられると、県馬主会は「30日の検査後に今回のレースの出走枠が
決定した。だからレースの前日や当日に検査するとは思ってもいなかった」として拒んだ。
両者は1日深夜まで協議を続けたが、物別れに終わった。
国は「出走前に出走予定馬全頭について検査を実施し、陽性が確認された馬は出走させない
措置をとる」と指導している。この「出走前」の時期の解釈をめぐり、組合側と馬主側で見解が
分かれたという。
佐賀競馬などの地方競馬が加盟する全国公営競馬主催者協議会の森沢朗(たくろう)・
連携推進課主査は「検査ができずにレースが中止になったという例は聞いたことがない。
国は直近の検査を指導しており、レースの公正性を保つため、今回の中止はやむを得ない
措置」と話している。
中止決定が当日の午前7時だったことから、中止を知らずに多くのファンが競馬場を訪れた。
福岡県朝倉市から高速道路を通って来たという自営業の男性(62)は「無駄足になった。
主催者も関係者も自分たちのことだけしか考えていない」と憤った。
一方、次回8、9日のレースについては、同組合、馬主会とも開催に合意した。県馬主会の
原大栄会長は「全頭検査から日がたつので、前日検査には協力する」と話している。
■朝日新聞 2007年09月02日18時57分
URLリンク(www.asahi.com)
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