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大阪世界陸上に出場する男子百メートル優勝候補のタイソン・ゲイ（２４）
＝米国＝が２３日、契約を結ぶアディダスの大阪パフォーマンスセンターで
会見を行い、“最速”を争う世界記録保持者のアサファ・パウエル（２４）
＝ジャマイカ＝を挑発した。男子百メートルは初日の２５日に１次予選が
行われる。
人類最速決定戦-。全世界が注目する一大決戦を前に、ゲイがまさしく
“口”火を切った。
会見で飛び出した「違うメーカーのシューズを履いても速く走れるのか？」という
質問に「速くは走れるだろうが、『Ｉｍｐｏｓｓｉｂｌｅ ｉｓ Ｎｏｔｈｉｎｇ』（不可能はない＝
アディダスのキャッチコピー）は母からよく言われていた言葉でもあるんだ」と、
しっかり契約先を持ち上げた上で「『ＪＵＳＴ ＤＯ ＩＴ．』（やるなら今だ＝
ナイキのコピー）と言われても走ることはできないよ」と、ナイキと契約を結ぶ
パウエルを意識したかのようなジョークで会場の爆笑を誘った。
確かな自信がある。昨季はパウエルと６度対戦し全敗。しかし、今は勢いが違う。
今季の持ちタイム９秒８４は世界最高。６月のニューヨークでは追い風参考ながら
９秒７６という世界記録を上回るタイムをマークした。今ではパウエルの前を走る
自分をしっかりとイメージできる。
「大阪での対決は待ち望んでいた瞬間だ。１００％の自信がある」。
陸上王国アメリカを背負う男が、満を持して“最速”の称号を奪いに行く。
TITLE:デイリースポーツonline
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