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後半戦スタートダッシュに成功したものの、ここにきてガス欠状態のオリックス。借金も再び
2ケタに戻り、8年ぶりのAクラスは厳しくなっている。この状況に、コリンズ監督は
『鈍足は去れ!』との来季構想を打ち出した。 日本球界1年目のコリンズ監督は終盤にきて、
しみじみとこう語る。
「マイナーを含め指揮官としてウン十年の経験があるが、ここのように足の遅い選手が
そろったチームは初めてだ」
フロントに対する強烈な皮肉である。指導した昨秋キャンプから走塁の重要性を唱え続けて
きたが、1軍レベルの大半が年齢面もあり足の衰えが目立つ。走塁に関しての著書もある
という元メジャー監督としては、「なぜ、このようなチームが存在するのか?」との疑問を
抱いてここまで指揮を執ってきたのだ。
だが、堪忍袋の緒も切れたようで、タブーとしてきた個人名での批判も飛び出す。
「年齢面もあるが、北川、水口、的山、阿部真…。むろんローズ、ラロッカも脚力がない。
特に日本ハムと戦ってきて、走力と外野守備の差を感じている。来季はその点を考えた
チームを作りあげたいが…」
テクニックがあってここまで生き延びてきたベテランにとって、鈍足だけで生活権を
奪われては死活問題。
後半戦前、コリンズ監督はナインに「残る試合での働きで、来季以降チームにとって必要な
選手かどうか判断できる」と不気味な予告。さらに今回の発言を合わせて考えれば、
残り試合でベテラン勢はよほどの存在感を示さない限り、レギュラー剥奪、リストラの
憂き目に遭うことが確実だ。
(夕刊フジ編集委員・高塚広司)
ソース:ZAKZAK
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