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怒りに震えていた。40年ぶり3度目の決勝で敗れ、
悲願の夏Vを逃した広陵・中井哲之監督(45)は、
8回の審判の判定に本心を隠さなかった。
「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。
もう真ん中しか投げられない。少しひどすぎるんじゃないか。
負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。
でも今後の高校野球を考えたら…」。試合後のベンチで思いを吐き出した。
特に問題視したのは、4点リードの8回裏1死満塁。
カウント1-3から、エース野村祐輔(3年)が投じた1球だ。
佐賀北・井手に、外角低めにこん身の直球を投げた。
しかし桂球審の判定はボール。押し出し四球で1点を与え、
続く3番副島の逆転満塁弾につながった。
ボール判定の時、普段はポーカーフェースの野村が驚きの表情を浮かべ、
捕手の小林誠司(3年)はミットで3度地面を叩いた。
この光景が中井監督の胸を打った。
「あの1球は完ぺきにストライク。
ウチでは審判の判定にどうこう言う教育はしていない。
その子が言ってくるんだから。
キャッチャーは『どうしたらいいですか?』という顔をしていた」。
7回まで1安打の好投も逆転負けを喫した野村は
「狙った所には投げた。思い切って投げたので、悔いはない」
と話すにとどめた。選手は不平を言えない。
同監督は宿舎に戻っても収まらなかった。
「子どもたちは命を懸けてやっている。審判の権限が強すぎる。
高野連は考えてほしい。これで辞めろといわれたら監督をやめる」。
3度目の決勝も敗れ、後味の悪い夏の終わりとなった。
ニッカン:URLリンク(highschool.nikkansports.com)
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★1がたった時間 2007/08/23(木) 07:15:25