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22日に決勝を迎えた第89回全国高校野球選手権大会で、テレビの視聴率が
“ハンカチ王子ブーム”に沸いた昨年と比べて下がっている。特にベスト16で
近畿勢が姿を消したためか、近畿地方の視聴率は軒並み低調だ。
ビデオリサーチによると、4強が出そろった20日時点までの最高視聴率は、
準々決勝第1試合の13.6%(世帯視聴率、以下同)で、佐賀北(佐賀)対
帝京(東東京)が行われた午後1時5分から午後2時半までの時間帯。
ほかに2ケタを記録したのは、大会随一の右腕、佐藤由規を擁した
仙台育英(宮城)対智弁学園(奈良)の10.2%や、常総学院(茨城)対
京都外大西(京都)の11.6%など数試合だった。
昨夏の場合、斎藤佑樹投手(現・早大)を擁した早稲田実(東東京)が
準決勝を除いたすべての試合で2ケタを記録するなど、視聴率は高騰。
特に延長15回で駒大苫小牧(南北海道)と引き分けた決勝戦では
29.1%だったほか、3回戦以降の試合の多くで今年の視聴率を上回っていた。
一方、近畿地方では、地元勢が登場した京都外大西の1回戦で7.9%
(朝日放送で6.7%)、智弁学園の2回戦で6.7%(同5.9%)などを記録したが、
それ以外の試合では5%を切ることが多かった。特に九州勢同士が対戦した
20日の準々決勝では2.5%(同3.4%)だった。
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