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サッカーのＪリーグ１部（Ｊ１）ヴァンフォーレ甲府（ＶＦ甲府）が韓国Ｋリーグ仁川ＦＣの
ＦＷジェナン・ラドチッチ（２４）を期限付き移籍で獲得することが８日までに決まった。
期限は１２月３１日まで。９日に来日、チームに合流する。
ラドチッチはモンテネグロ出身で身長１９２センチ、体重８９キロの大型ＦＷ。ポストプレー、
スピードに乗った突破力が持ち味で、シュートのテクニックもある。Ｋリーグで４年間プレーして
１７得点。昨年のＫリーグのオールスター戦ではＭＶＰを受賞した。
ＶＦ甲府のスカウトが獲得に興味を示していた。ＶＦ甲府は仁川ＦＣと７月末の韓国キャンプ中に、
トレーニングマッチで対戦し、ラドチッチもＦＷとして出場。プレーを見た大木武監督も
「点を取る力がある」と評価していた。
仁川ＦＣもＫリーグ中断中にＭＦの新外国人を獲得する方針を固め、外国人枠の関係からラドチッチの
放出を検討。得点力アップのために攻撃陣の強化を図りたいＶＦ甲府への移籍が実現した。
就労ビザの取得などの諸手続きが８日までに完了。チーム合流後の状態にもよるが、１８日に
国立競技場で行われる浦和戦でメンバー入りする可能性もある。Ｊ２徳島から加入した羽地登志晃、
ヤマザキナビスコ・カップでハットトリックを決めた須藤大輔、調子を上げてきたアルベルトらとの
激しいレギュラー争いが繰り広げられることになる。
一方、クラブが獲得に動いていたオランダ人ＤＦジョシュア・ブラードは７月末から練習生として
チームに帯同したものの、獲得は見送られた。
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