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U―22日本代表の反町康治監督(43)が7日、日本協会を訪れ川淵三郎キャプテン
(70)と緊急会談を行った。川淵キャプテンから北京五輪アジア最終予選ベトナム戦
(22日、国立)直前の合宿を前倒しして強化期間を延ばす提案を受けたが、それを固辞。
協会トップの好意を突っぱねて退路を断ったことで、ベトナム戦に勝てなかった場合には
解任となる可能性が高くなった。
約30分の会談の中で、反町監督は川淵キャプテンから22日のベトナム戦に向けた
事前合宿を前倒しし、強化期間を延ばす提案を受けた。だが、指揮官は「限られた
時間の中でやるのが代表監督」と固辞した。協会トップの好意を突っぱねて退路を
断ったことで、ホームのベトナム戦に勝てなかった場合には解任となることは必至。
進退を懸けた一戦に向け、反町監督は「ベトナム戦に全身全霊を懸ける。
(合宿前倒しの提案を断った)その代償として勝つしかない」と悲壮な決意を示した。
不退転の決意で臨むベトナム戦では、選手の大幅入れ替えの可能性も示唆した。
川淵キャプテンから「同じ失敗をするんだったら前を向いているような選手を
入れてくれ」と選手選考に関する要望を受けると、これには「同感です」と即答
。4カ国トーナメント(1~5日、瀋陽)では覇気のない選手が目立ち3位に終わった。
それだけに「代表に選ばれることを当然と考えている選手がいる。覇気のある選手を
使う」と、2次予選まで主力を担った選手でも状況次第ではメンバーから外し、
血の入れ替えを断行することになる。
事前合宿の前倒しを断ったことで、ベトナム戦メンバーの集合はJリーグ第21節終了後の
19日午後になる予定。準備期間は20、21日の2日間しかなく、U―20世代との融合などを
考えると状況は厳しい。それでも反町監督は「日本はA代表もU―22もU―20も同じ
ベクトルを向いている。水と油みたいなことはない。うまく調和させる」と自信を見せた。
4大会連続の五輪出場へ向けたアジア最終予選の大事な初戦。指揮官は“クビ”と
隣り合わせの緊迫した状況で采配を振る。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)