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ロシアのタス通信などの報道によると7月26日にロシア国内で宮崎駿監督の
アニメ作品『風の谷のナウシカ』が劇場公開され話題を呼んでいる。
ロシアでも、最近は日本のアニメを観ることが出来るようにはなってきたが、
西ヨーロッパやアジアの国々に較べるとその存在感はまだまだ小さい。
世界のなかでは、日本のアニメが最も普及していない地域のひとつでもりあり
大きなニュースと言える。
『風の谷のナウシカ』は、世界的にその名前を知られるアニメ監督宮崎駿氏
の代表作であり、出世作でもある。
制作は1984年であるから、実に23年目にしてのロシアでの劇場公開となる。
しかし、『風の谷のナウシカ』の興行成績は、最初の一週間で30館の公開で
1万8000ドルとなったとされている。
話題の大きさと較べると、その数字はまだまだ控えめである。
しかし、ロシアの報道では宮崎駿氏の日本のアニメ界での位置づけや、
ベルリン映画祭やアカデミー賞で受賞経験があるなどの業績と共に紹介す
るなど好意的なものが目立っている。
作品がかつて米国で封切られたような改訂版でなく、2005年に米国で発売
し直されたオリジナル作品であることを強調するものも見られる。
『風の谷のナウシカ』は、8月8日まで公開される予定である。
また、日本貿易振興機構JETROのビジネストピックスによれば、ロシアでは
『風の谷のナウシカ』公開後、宮崎駿監督の数作品と高畑勲監督作品2本が
公開される予定がある。
ソース:URLリンク(animeanime.jp)