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厚い保守王国の壁を崩し、元JリーガーがVゴールを決めた。
「自民党への不信や、閉塞(へいそく)感のある政治を変えたい県民の意思表示だ」。
愛媛選挙区で初当選した民主、社民、国民新の3党推薦の無所属友近聡朗氏(32)は
言葉に詰まり、目を潤ませた。
午後9時すぎ、テレビで早々と当選確実が伝えられると、松山市内の会館にスーツ姿の
友近氏が妻と一緒に登場すると、歓声がわき上がった。
友近氏は緊張した表情で「スポーツで町おこしするのが夢。やってきたことの延長線で
頑張る」と何度も頭を下げた。
敗れた自民党の関谷勝嗣氏(69)は、松山市内で支援者らに「逆風の中で、私としては
さわやかな納得のいく戦いだった」と淡々と報告。報道各社の問い掛けに応じず、
硬い表情で足早に立ち去った。
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友近氏は、サッカーJ2・愛媛FCの元選手。ベテランの関谷氏に対し、地元チームを
Jリーグに導いた人気者として注目された。組織をほとんど持たない戦いだったが、
民主党の小沢代表や鳩山幹事長らの全面支援を受けたほか、地域格差の是正などを
訴え、着実に支持を広げた。
関谷氏は、衆参31年間の国会議員経験と閣僚時代の実績を強調しながら、県全域を
くまなく回り、3度来県した安倍首相らとともに危機感を訴える運動を展開。
懸命に支持団体の引き締めを図ったが、与党への逆風や友近氏の勢いに支持が
広がらなかった。
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