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20日のオールスター第1戦(東京ドーム)で、全セを率いた中日・落合監督と広島・前田の
親密ぶりが注目された。前田は2点リードで迎えた7回1死、ソフトバンク・馬原から右翼席へ
代打ソロ本塁打を放ち優秀選手賞(賞金100万円)に輝いている。試合後、前田に落合監督との
関係を質問すると、「野球以外でもいろいろ、いろいろありますよ」と、実に思わせぶりだ。
ファン投票でセ・リーグ最多の63万4711票を獲得して選出された前田だが、11日の
ヤクルト戦で右太もも裏に張りを訴え、その後は代打で1打席に立ったのみ。球宴出場に
難色を示したが、落合監督の「代打でもいい。出ないと(ファンに)失礼だろ」の一言で
気が変わったという。
落合監督と親しい球界関係者は、「落合監督は以前から前田の打撃技術にほれ込み、
若い選手に『マネしていいのは広島の前田だけ。前田だけを見習え』と繰り返していたほどです」
と証言する。
「もともと、東洋大に入学したものの体育会系の雰囲気が肌に合わずに、半年で退学した経験を
持つ落合監督は高卒からたたき上げた選手をかわいがる傾向が強い。前田は熊本工出身。
日本ハム時代から落合を師と仰ぐ巨人・小笠原も暁星国際高からNTT関東を経てプロ入り
でしょう。評論家時代には横浜・鈴木尚(横浜高出身)に『オレが教えて3冠王を獲らせる』と
意気込んでいた」
さらに、「とりわけ、馬が合うのが前田で、お互いに高度で独特の打撃理論を持ち、とっつきにくい
性格。ひと言でいえば変わり者同士です」と明かす。
また、前出の関係者は「来年、前田が中日のユニホームを着ていても私は驚きません」とも。
なぜなら、中日には今オフFAとなる福留の流出を止めるだけの資金がない-とささやかれている。
実績のある前田なら、後釜として格好の存在だ。
若返りが進む広島では、95年の右アキレス腱(けん)断裂以降両足に爆弾を抱えている前田の
立場は年々厳しくなってきた。すでにFA権を保持して、まだ行使していないだけに、いざとなれば
広島にサヨナラをいえるからだ。
ソース:ZAKZAK
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