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2002年日韓W杯で日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督(52)が、ヨルダン代表
次期監督の最有力候補に挙がっていることが11日、分かった。交渉は現在大詰めを
迎えているが、ヨルダンといえば前回の04年アジア杯(中国)で日本代表と死闘を
演じた相手。日本を知り尽くしたフランス人指揮官とタッグを組んで、10年W杯アジア
予選でオシム・ジャパンの前に立ちはだかる危険性が出てきた。
「フラット3」を掲げ、日本サッカー界で一時代を築いた「赤鬼」がオシム・ジャパンと
対決する可能性が浮上した。
「ヨルダンサッカー協会幹部は次期監督候補にトルシエ氏をリストアップし、すでに
コンタクトを取っています」11日、アジア杯を視察中の同協会関係者がハノイ市内で
こう語った。
04年7月31日、アジア杯中国大会決勝トーナメント1回戦でジーコ・ジャパンと1―1、
最後はGK川口のスーパーセーブで幕を閉じる壮絶なPK戦を演じたヨルダンは、
現在エジプト人のマハムード・アルジャウハリ氏(70)が指揮を執る。90年イタリアW杯で
エジプトを率いた手腕に定評はあるが、今回のアジア杯では予選でUAE、オマーンに敗れた。
年齢や健康面に問題もあるため、ヨルダン代表のスーパーバイザー的な立場へと第一線を
退き、新監督としてトルシエ氏に白羽の矢を立てた。
02年日韓共催W杯まで4年間日本を指揮し、16強に導いたトルシエ氏だが、その後は
短期政権ばかり。03年カタール代表監督は1年で解雇。04年11月監督就任のフランスの
名門マルセイユも半年で解任。05年10月のモロッコ代表では就任2か月で協会側と衝突し、
現在はフリーになっている。
ヨルダンとの交渉がまとまれば、来年にも始まる10年W杯南アフリカ大会のアジア予選で
日本代表と対峙(じ)する可能性が浮上する。日本の手の内を知り尽くす白い呪術師が
4大会連続W杯出場を狙う日本の危険な刺客となる。
ソースはURLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)