07/07/11 17:32:12 0
─ 日本のFW不足を如実に物語る ─
【ベトナム・ハノイ発=三浦憲太郎】9日のアジア杯初戦のカタール戦を1‐1で引き分けた
オシムジャパン。圧倒的に攻め込みながら勝ちを逃した最大の理由は、例によって決定機を
ことごとく外したことだ。司令塔の中村俊輔(29=セルテッィク)もストライカー不足を嘆く
1人。その俊輔はなんと、エース高原直泰(28=フランクフルト)に続くFWとして、
“あの人物”を指名した。
─ ドイツW杯でダメ出しされた男が高原に次ぐ存在とは… ─
日本の決定力不測は相変わらずだ。「やはり決めるとこで決めないとね」と先制点を決めた
高原もカタール戦を振り返った。攻撃の形は作れていただけに悔やまれる。
「強引に突破できて、張っても引いてもボールを受けられて、対応能力もある選手。つまり
何でもできるFW。今の代表でそこまでできるのはタカ(高原)くらい」とオシムジャパンに
求められるFW像を指摘したのは俊輔。実際ハノイ入りしてからの練習でも、矢野貴章(新潟)
に対して「もっとボールキープしてくれないと押し込まれてしまう」と注文をつけるなど、
高原以外のFW陣への不満を見せていた。
オシム監督もストライカー不足を深刻な問題ととらえており、日本サッカー協会の川淵三郎
キャプテンは「オシムはFWが高原しかいないと言っている。他の選手とは差があると考えている」
と明かしている。
そんな中、俊輔の口から高原に続くFW候補として意外な名前が出た。「オレの中であれだけ
できるのはタカくらい。どんなパスにも反応してくれる。あとはヤナギ。その2人かな。」
なんと、あの柳沢敦(鹿島)を挙げたのだ。サポーターの間では、柳沢は決定力のないストライカー
の代表格。ドイツW杯のクロアチア戦ではゴール前のどフリーのシュートを外し、日本中を落胆させた。
さらに「急に(Q)ボールが(B)来たので(K)」という試合後の釈明のコメントからQBKという
略語まで生まれ、昨年の流行語大賞にノミネートされたほど。
>>2以降へ続く)
(中京スポーツ7月12日付(11日発行)紙面記事より抜粋)
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