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■俊輔&羽生が組む!運動量がカギ
俊輔の新パートナーに羽生が指名された。アジア杯(7日開幕、ベトナムなど4カ国共催)で
3連覇を目指す日本代表は5日、ハノイ市内で現地入り後初めての練習を行った。11対11の
練習では主力組の2列目に中村俊輔(29)と並んで羽生直剛(27)が入った。
豊富な運動量を誇る羽生が過酷なアウエーでのカギを握る。
ぬかるんだピッチにも足どりが鈍ることはない。中村のスルーパスに鋭く反応したのは羽生だった。
縦横無尽に動き回るオシム監督の“秘蔵っ子”は主力組。過酷なアウエーでの大会。
中村のパートナーとして羽生がスタメンに名を連ねる可能性が高くなった。
台風の影響で初日の練習は想像以上に涼しかった。しかし、この時期のベトナムの気象条件は厳しく、
オシム監督が求める「人もボールも動くサッカー」を貫くのは難しい。国内合宿では中盤に中村、
遠藤、中村憲の司令塔タイプ3人がそろう布陣が試されたが、遠藤はリーグ戦から痛めていた
左足首が不安。そこで浮上したのが、抜群の運動量を誇る羽生だった。
「オシム監督のことだから試合では実際、どうなるか分からない」と羽生は言うが、抜てきには
確たる理由がある。ポジションは2列目の左で、右の中村と並ぶ。中村も運動量はあるが、持ち味は
何と言ってもスルーパス。スペースへ飛び出し、また、味方のために相手DFを引きつける羽生は
中村の能力をより効果的に引き出すことができる。相手にとっても厳しい気候で、衰えない
ダイナミックな動きは間違いなく日本の武器になる。
中村とプレーしたコロンビア戦(5日)の後半は、流れるようなパスサッカーを引き出した実績もある。
「暑い中でも運動量を出さないといけない。それが自分」。己の存在価値を誰よりも知る男は9日の
カタール戦に向けて力強く語った。
[ 2007年07月06日付 紙面記事 ]
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