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そういえば帝王・高山善廣と性悪男・鈴木みのるも「ルチャの破壊」という旗印のもと、５月の
「ドラゴ・マニアⅡ」にゴリ押し参戦し、聖地アレナ・メヒコで英雄のマスクに手をかけた。
この暴挙により１万６０００人の大観衆から大ブーイングを浴びて暴動寸前の大騒動・・・。
おそらく、二度とメキシコには入国できないだろう。もっとも、謎のマスクマンは、この２人と
関係はなくあくまでも「別人」を強調した。
メキシコと米国の国境付近にあるティファナ市出身というハイマウンテンが「タカヤマ？
ノー、ノー、知らない。何を隠そうミーはヒュー・フェフナー（米国『ＰＬＡＹＢＯＹ』創刊者）が
メキシコの愛人に産ませた隠し子」と真顔で訴えれば、ベルウッドも「スズキ・ミノルなんて
名前は初めて聞きました。その昔、フライ・トルメンタ（注・映画『グラン・マスクの男』で有名な
実在する覆面レスラー）の孤児院でいじめたエル・ノサワ・メンドーサに呼ばれて日本に
来ました。同じ釜のタコスを食べたアミーゴの頼みですから、海を泳いできました」と、
ぎごちないスペイン語で話した。
今回、２人を招聘したＮＯＳＡＷＡによれば身長・体重・年齢・経歴などは一切不明という。
相手は、大鷲透、ジョニー・ダン組との「相撲対ルチャ異種格闘技戦」となるが「スモーは
グラン・デポルテ。ミーも楽しみデース。ガッハッハ」とハイマウンテンは高笑いした。
ちなみに、本紙記者がその場でコッソリみのるの携帯電話に連絡を入れたところ「教えてよ、
人はなぜ～」という着信音が青空に鳴り響いた気がしたが、おそらく空耳だろう。昨年１１月の
「ＮＯＳＡＷＡ―」ではみのる対風香のプチ３冠戦が実現している。今回はどんなハプニングが
起こるのか、神様だってわからない―。
（東京スポーツ ７月６日（金）販売号より）
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