07/06/27 17:28:04 UJ0pUyvw0
ブラジルのサッカー選手を夢見る孤児たちを育てる団体に、
カズが、サッカーボールを送ったことがあった。
それも、200個ものボールを。 子供たちは、とても喜んだ。
しばらくして、やはりJリーグが同団体にボールを寄付することになった。
エージェントが現地へ赴き、少年たちにボールを渡す。
少年たちはやはり喜んだが、渡されたアディダスのボールを見て
「アディダスではなくて、メーカーはとても使いやすかった『カズ』が良かった。」
と口々に言う。
Jリーグのエージェントは首をひねった。カズ?そんなメーカーがあっただろうか。
「これだ」と、手渡されたボロボロのボールを見てエージェントは驚いた。
すでにかすれてしまっているものの、ボールにははっきりとサインペンで
「カズ」
と、現地の言葉で記した跡があった。
200個ものボール全てにカズは自筆を入れ、
それを子供たちは「カズ」というメーカーのボールであると思い込んでいたのだ。