07/06/25 23:38:16 8gu3ek0J0
オシム numberより
「日本の選手は個人能力がとても高い。ボール扱いが上手く、運動量が豊富で、
しかもアグレッシブにプレーする。
練習での日本人の振る舞いを見ていると、彼らは個人でボールを扱うのが好きなように見える。
好きにしていいとなると、シュート練習を始めたりするが、誰もいないところでただシュートを撃っている。
ひとりでボールをこねている選手も要る。
ジェフにはトラップが抜群、FKの精度が素晴らしいというように、技術のある選手がいる。
だが、それはひとりでボールを触ったときに限ってだ。数人でパスを回すとなると、すぐにミスをする。
大げさではなく10回に9回はすぐに敵に取られてしまう。
組織の中では技術を発揮することが出来ないのだ。
もちろん、試合でも似たようなものだ。いま何をすべきか、そんなプレーの使い分けが彼らはできない。
すぐにパニックを起こして、相手がプレッシャーをかけていないのにボールを簡単に失い、
ゆっくりボールを回せばいいのに、なぜか攻め急いでカウンターを食らってしまう。
状況把握ができないのは、選手たちが敵のいない中での練習を多くやってきたからかももしれないし、
システムや約束事にこだわりすぎているからかもしれない。
日本人はシステム論議が好きらしいが、システムは保障でしかないことを理解した方がいい。
システムの奴隷になってはいけないのだ。
持っている技術を局面に応じて使えるようになれば、日本サッカーは間違いなくレベルアップするだろう。」