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サッカーのヘッディングは脳に悪影響なし
サッカーでヘッディングをすると、脳に影響が及んで、何らかの障害が起きる可能性があるといわれてきたが、
米国ノースカロライナ大学の整形外科の医師が「その心配はない」、と安全宣言した。 ただし、体全体で準備
して行うヘッディングが安全なのであって、不意なヘッディングはやはり危険だという。
安全宣言したのは、同大学の整形外科助教授、ドナルド・カーケンドール博士ら。
博士らは、これまでに米国と欧州で発表された、ヘッディングに関連する研究発表約50編を、1943年まで
さかのぼって調べ直した。
その結果、ヘッディングをした後、脳震盪(のうしんとう)などの障害が起きた例はいくつかあったが、よく調べる
と、こうした障害は、直接ヘッディングの影響というより、ヘッディング直後の転倒などほかに原因がある場合が
多かったという。
「プレーヤーが、はっきりと、ヘッディングをするという意図をもっておれば、頭は首の筋肉で固定され、
体にその準備ができているから、ヘッディングの衝撃は体全体に拡散されて、特に脳に障害が残ることはない」
と博士はいう。
ただし、「予期していない状態で、たまたまボールが飛んできて、不意にヘッディングをした場合には、体全体に
その準備ができていないから、脳障害が起きる可能性はある。首の筋肉に、ヘッディングの用意ができている
かどうかの違いは大きい」と博士は警告している。