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アジアチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）の準々決勝でイランのセパハンと対戦する川崎Ｆに、Ｊリーグが
チャーター機を用意することが１９日、分かった。９月１９日の第１戦は敵地イスファハンで行われるが、
翌日に帰国できない日程のため川崎Ｆがチャーター機の手配を要望。リーグ側も快諾し、移動時間が
２３時間から１１時間に短縮されて試合翌日に帰国できる見通しとなった。
Ｊリーグが、１クラブにチャーター機を準備する異例の措置で川崎ＦのＡＣＬ制覇を後押しする。
ＡＣＬサポートプロジェクトのリーダーを務めるＪリーグの犬飼基昭専務理事は「リーグで手配しています」
と明言。関係者によると、アウエーでのセパハン戦後に移動だけで丸一日、総距離９５４４キロの長時間
移動となる帰国に関し、日本航空にチャーター機の手配を依頼。イスファハンの空港で使用可能な
機体の調整などを行っており、実現すれば約１１時間、７８０８キロに短縮される。
移動のシミュレーションで川崎Ｆ関係者が「最悪」と恐れていたのがセパハン戦だった。９月１５日に
ホームで大分戦、２３日にアウエーで柏戦があり、その間にイラン往復を強いられる過密日程。特に、
試合翌日の２０日にイランを出発し、２度の乗り換えを経て羽田空港到着が２１日夜という帰国の旅程が
問題だった。柏戦へ向けた練習が１日しかないため、関塚監督は柏戦の日程変更を希望したものの
却下された。欧州経由のルートも検討したが大きな負担に変わりはなく、チャーター機の使用を希望していた。
チャーター機の費用は推定３０００万～５０００万円。今年から移動費を援助しているＪリーグの鬼武健二
チェアマンは「すべて払うわけではないが、できることは最大限にやる」と費用面での負担を約束。浦和の
準々決勝の相手は全北（韓国）とあって、犬飼専務理事も「浦和にお金をかけなくてもいいから、その分を
回せる。メディアやサポーターも乗せればいい」とプランを明かした。「浦和と川崎Ｆで決勝をしてもらうことが
理想。そのためのプロジェクトですから」と同専務理事。日本のＡＣＬ制覇のためのバックアップには、
結果で返すしかない。
ソース：スポニチ
URLﾘﾝｸ(www.sponichi.co.jp)