07/06/20 13:56:22 0
「チーィース」「おなかすいた」「ダメだよ」「もう、痛いでしょう」「やめてよお~」「アッチイケ」
「いいねえ」などなど、ここはどこ? と疑いたくなるほど、メジャーリーグのクラブハウスには日本語が蔓延し、
しかも彼らがごく自然にそれを使いこなしているから驚きである。
当初は「おはよう」「こんにちは」程度の日本語だったものが、昨今はえっ!と思わず聞きなおしてしまいそうな、
高度なフレーズがフツーに使われるほどレベル・アップしているのだ。
しかも、上記の日本語などは、まだかわいいもので、放送禁止用語に属する言葉にいたっては、
覚える方の飲み込みも早く、けっこう自由に飛び交っている感さえある。
そんな中、日本語の勉強を単なるお遊び気分ではなく、本気で言葉をゲットしようとする人物が現れた。
ロッキーズのラトロイ・ホーキンズだ。常に「日本語ノート」を持ち歩き、
これは…と思ったものを書き留めては、ボキャブラリーを増やそうと頑張っている。
松井稼や彼の通訳から聞き出した日本語をしっかり書きとめ、語彙の習得に余念がない。
しかし、そのノートをのぞいてみると、いきなり「MIZA CUDA SI」と意味不明の文字が並んでいた。
そのわきには英語で「CAN I GET WATER」とかかれていた。
どうやら「水ください」の意味らしいのだが、それを発音してもらうと何度言っても「みざくらさい」。
次は「CHILDREN」を「KODOMO」と書いていて、それはバッチリOKだと褒めると
「I HAVE NI KODOMO」と単語をつないできた。
これで「僕は子供が2人います」という日本語を完璧にしゃべっている気になっているらしい。
だが、このフレーズを突然聞かされた人は、理解に苦しむだろうことが容易に想像できる。
試合が終わり、次の遠征地に向かうホーキンスのバッグには、しっかりと「日本語ノート」が詰め込まれていた。
それには数字の6が「ROKA」と書かれており、いささか不安は残すものの、
1日1語のゲットを目指す心意気だけは買ってあげたい。それにしてもメジャーリーガーたちの間で、
日本語の習得が密かなブームを呼ぶなんて、少し前までは考えられなかったことである。
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