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由伸先頭6発!プロ新あと3…口火の15号
◆巨人5―2ロッテ(19日、東京ドーム) 高々と舞い上がった放物線の行方は、大歓声が教えてくれた。
高橋由は一塁ベースを踏む直前、着地点を確信した。「手応えは分からない。追い込まれていたから
食らいついていった」。握った右こぶしを右翼席へ掲げてみせた。
初回、ロッテ先発の小野に対し、カウント2―1と追い込まれてからの4球目。真ん中のシュートをバットに
乗せた打球は、右中間席への先制15号ソロとなった。今季6本目の先頭打者本塁打。まだシーズン144試合の
半分も消化していない段階で、04年に仁志(現横浜)が記録した球団記録7本に王手を掛け、72年の福本(阪急)ら
5人のプロ野球記録8本に、あと2本と迫った。このペースで積み重ねれば、記録は13本と大幅に更新する。
万全の体調ではなかったが、志願して出場した。右足首痛のため、パ・リーグ主催の最近4試合にDHで出場。
しかし、本拠地では守備につく必要がある。休養日の18日に都内の病院へ足を運んで検査を受け「骨に異常なし」と
診断を受けた瞬間に、心は決まった。
中軸から1番打者に役目が変わった今季の高橋由を語る上で、欠かせない数字がある。もともと初球から積極的に
振っていくタイプだが、今季の四死球は65試合で39個。すでに昨季の33個を超え、01年の自己最多56個(140試合)を
大きく上回るペースだ。一方、初球打率は3割6分7厘。「積極性」という持ち味を維持しながら「出塁」という最大の役割を
果たしている証拠だ。
打たれた小野は「あれからシュートが投げられなくなってしまった」と悔いた。攻撃開始からわずか1分で、
相手先発投手の得意な球種を奪った一打。1回の1番打者における究極の仕事を、24番はやってのけた。
ソース ~スポーツ報知~
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